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社交ダンスを踊るときに大切なことは何でしょうか？
答えは人それぞれかと思いますが、音楽を感じることは大前提だとして、最も大切なことはパートナーとの "間（ま）" だと私は考えます。
一人で踊る他ジャンルのダンスと違って、社交ダンス（ボールルームダンス、ソシアルダンス、競技ダンス、ダンススポーツ）は原則として一緒に踊ってくれるパートナーがいます。
ペアダンス、カップルダンスだからこそ大切なこと。
相手がどのような緊張感（ポスチャー、スタンス、トーンetc.）で、どのようなバランスで、どのように変化し、どのように体重移動するのか。
相手の一挙手一投足を感じ取り、自分自身をシンクロさせていきます。
自分とは全く異なる相手と踊るのが社交ダンス。
「パートナーと自分は違う」という認識が重要です。
しかし、男性でも女性でも、「俺がリーダーだ！」、「私に合わせなさいよ！」などといったような自分を中心とする方がいらっしゃるのも現実。
ＡさんとＢさんとＣさんがいれば、全員、体格も動きの質も、考え方も経験も異なります。
もちろん力の入れ具合も異なり、ある先生からは「ホールドの力強さは０～１０まで調整できます。ただ、０と１０は良くないので、１～９までで２人が合うものを見つけてください。」と教えられたことがあります。
０は全く力が入っていない状態で、１０はこれ以上力を入れられない強さ。
それ以外であれば、２人が合えばどのような力加減でもＯＫなのです。
例えば、男性の好みが７ぐらいで、女性が４ぐらいなら、５～６に互いに合わせると上手くいきます。
ボディの高さや前後の位置、動きの大きさなどもそうです。
相手を自分に合わせさせるのではなく、互いが相手に歩み寄り、間(ま)を捉えることが必須なのです。
これは色々な方と踊るパーティーのようなときだけでなく、固定のパートナーと練習する場合もそうです。
体調はその日、その時間によって異なります。
いつも同じということはほとんどないでしょう。
もちろん、いつでも万全であるために整えることは重要です。
ただ、「人間は変化するもの」、「いつも違っていて当たり前」という認識があれば、パートナーの動きが多少違っていても許容できるようになります。
その時々の相手との "間（ま）"を見つけることができれば、「どうして今日はこんなに踊れないんだろう・・・」という状態が少なくなるかと思います。
会話を楽しむようにダンスを楽しむ。
簡単なことではないかもしれませんが、せっかく出逢った社交ダンスとパートナー。
社交ダンスの本当の楽しさを感じてください(^-^)
これまでの〔ダンス上達のコツ〕に関する記事はこちらをご覧くださいm(_ _)m
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