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ワルツやスロー・フォックストロットを踊るとき、ナチュラル・ターンやフェザー・ステップの前の第一歩（もしくは左右に身体を動かす一連の動作）を皆様は何と言いますか？
多くの方は「予備歩」と仰られるかと思います。
が、まだまだ「捨て足」と言う方がおられるのも現実。
英語では「preparation」 。
もちろん、意味は「準備」や「用意」などで、そこには「捨てる」という意味はありません。
しかし、「これは捨て足だから、もっと力を抜いて小さなステップで！」、「捨て足は大きく出しだらダメ！」などの指導を受けられた方もおられ、なんとなくステップされることもしばしば。。。
本当はとってもとっても大切な一歩なのですが。。。
では、何が正しいのでしょうか？
こちらをご覧ください。
出典：モダン出版株式会社 ダンスビュウ2019年1月号
『世界チャンピオン、ビゾーカス組を科学の目で徹底分析！』
如何でしょうか？
元世界チャンピオンのアルナスとカチューシャの予備歩。
アルナスのステップは大きく、カチューシャも足裏が後ろの人に見えるまで完全にめくれています。
膝も伸び切る手前ですね。
では、どれぐらいの距離を進んでいるのでしょうか？
出典：同上
一番右側のカウント３がアルナスの予備歩の距離となります。
およそ１メートル！
次のナチュラル・ターン第一歩目は、なんと約１．２メートルも進んでいます！
実際にメジャーで測ってみると分かりますが、一歩で１メートル進もうと思うとなかなかに大変。
決して小さなステップではありませんよね？
これだけ大きな一歩でステップするためには、体重を支えている方の足部および脚部を使い切ることが重要になります。
間違っても、ステップする足で大きく移動しようとしないでください。
足裏全体でフロアを押し続け、そのエネルギーを脚部を通してボディに伝えなければなりません。
その際、股関節や仙腸関節の動きが不十分だと大きな動作とはなりません。
ゴルフや野球、ボーリングなどと同じで、大きな準備動作をすることで、ボールは早く遠くへ飛んでいきます。
ダンスも然り。
しっかりとした大きな準備をすることで、その後のダンスが伸びやかになります。
皆様、研究してみてください♪
ちなみに、今回使用した写真はこちらの２３ページに掲載されています。
ダンスには色々な踊り方や考え方がありますが、ダンスビュウさんのこの連載企画はとても勉強になります◎
雰囲気だけでなく、先端技術を使って細部を検証することで見えてくるものがありますね(^-^)
※ダンスビュウ関係者の方が写真掲載の許可を出されていましたので、出典を明記し当ブログに使用しています。
これまでの〔ダンス上達のコツ〕に関する記事はこちらをご覧くださいm(_ _)m
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