【ダンス上達のコツ】口を開けるとホールドが綺麗になる！？ - 社交ダンス・競技ダンス上達請負人！姿勢•歩行•動作改善☆Avid Dance & Body Design♪

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先日ＷＤＯ世界チャンピオンにもなったドゥーサンとヴァレリア（Dusan & Valeria Dragovic）の練習風景です。

競技会やデモンストレーションでもそうなのですが、彼等（特にドゥーサン）の口がいつも開いているのに気がついた人もいるのではないでしょうか？

口周りのリラックスについていは、あのアインシュタインやバスケットボールのマイケル・ジョーダン選手の舌出しは有名。

マイケル・ジョーダン選手については。

コーチに「舌を噛んで危ないからやめろ」と言われても、「集中するとなぜか自然とそうなってしまうんだよ」と、スタイルを貫いたのだそう

実はこれは舌を出す事で、歯を食いしばらずにリラックスした状態を保っていたというのです
スポーツでは特に、体が力んでこわばると瞬発力が発揮できません
それを防ぎ、心身ともに平常心でパフォーマンスが上がるように、無意識のうちに舌が出ていたのだそうです
今では、他のスポーツ界でもそれを真似する選手が結構いるようですね

soejima-dc.jp

日経ビジネスでは記事にもなっています。

清田は福岡ソフトバンクホークスの内川聖一選手（35歳）のプレーを観察して、「舌」を出しながらバッティングをするヒントをもらったという。

「内川さんは打つ時、舌を出しているなと思って。歯を食いしばらずに力むことはできない。ならば、舌を出せば食いしばれないから、力むこともないかなと」

その内川が、ボールを打つ時に「舌」を出して打っているのに気が付いた清田は、その確実性と柔らかさを手に入れるために「舌出し打法」を修得すべくオフの練習に励んでいるというのだ。

メジャーリーグでアメリカンリーグのMVPに輝いたヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベ2塁手も「舌」を出して打っているとのこと。

日本人並みに小柄ながらメジャー屈指の強打者だ。そのアルトゥーベも「舌」を出しているとなると、それが強打者の絶対条件とは言えなくとも、マネをしてみる価値は十分にありそうだ。

埼玉西武ライオンズの「おかわり君」こと中村剛也選手に会った時に、打席での構え方（力の配分）を聞いた。

すると彼は独特の表現でその状態を教えてくれた。

「もうぐにゃぐにゃなくらいに力を抜いています」

business.nikkei.com

さすがに踊っているときにあまり舌は出しませんが、口元をリラックスさせることはとても大切。

それはどうしてでしょうか？

一つの理由はこちら ↓

出典：３Ｄ踊る肉単

超マイナーな筋肉「胸骨甲状筋」と「肩甲舌骨筋」。

口元が固いとこれらの筋肉が緊張し、胸部の動き、肩甲骨の動きを阻害してしまうのです。

特に「肩甲舌骨筋」はなぜか肩甲骨と繋がっている不思議な筋肉。

詳しくは。

肩甲舌骨筋は頚部の筋肉のうち、舌骨を起始として胸鎖乳突筋と斜角筋（前中後）を通り肩甲骨に付着します。つまり肩甲骨と舌骨の間を弓なりにつらなっている筋肉です。
形状は二つの筋腹をもつ二腹筋で、この他には顎二腹筋と眼球を動かす上斜筋しかありません。細かな動きでバランサーの役割をしていると考えられます。舌骨を後下方に引く作用を持ちます。

肩甲舌骨筋は目立たない筋肉ですが、実際のところ、肩上部の張りや不具合にとても深く関与しています。

yugamilabo.jp

試しに口を開け閉めして、首回り、肩周り、上半身の力み具合を比べてみてください。

如何でしょうか？

違いますよね？

口を開けると肩甲骨の可動範囲が増え、すっと肩が降り、アームも遠くへ伸ばすことができるようになります。

結果ホールドは綺麗に☆

加えて、肩甲骨がスムースに動くと背部や肋骨の柔軟性も増し、上半身の動きが立体的でダイナミックになります。

沢山の酸素を取り込むこともできるようになりますよね◎

一石二鳥も三鳥も！

逆に、口を一文字にぎゅっと閉めていては身体が固まってしまいます。

精神的にネガティブな状態でも口元が固くなりやすいです。

なので、私はレッスン中に吉本新喜劇に負けないよう沢山ボケています(笑)